20代はあくせく働いて、気づけば30代に突入していた。
自分のイメージしてた30代ってこんなんだっけ?
30代は人生の大きな目標があって、やりたいことに向かって頑張っているだろうと思っていたのに、実はそうではない人が結構いるはずです。私もそうです。
彼氏なし、趣味なし、仕事で疲れくたびれる毎日を送っていた30歳の私は、とある漫画に出会い、人生が激変しました。
漫画を読んでから「やりたいことを見つけたい」と思うようになり、友人に会いに行ったり、過去の自分と向き合うためキャリアコーチングを受けたり、とにかく行動するようになりました。
今は行動する中で再会した友人と結婚し、やりたいことも見つけて日々楽しく生きています。
この記事では、私の人生を変えた漫画のおすすめポイントと、刺さったセリフを解説します。記事を読めば、今やりたいことがわからない30代女子でも、やりたいことを見つけるため動き出せるはずです。
やりたいことがなくなんとなく生きていた、私の人生を変えた漫画はこちら『東京タラレバ娘シーズン2』
全6巻で、すでに完結している漫画です。東京タラレバ娘のファーストシーズンをご存知の方が多いと思いますが、シーズン2も30代女子をグサグサと刺しつつ、学ぶことはいっぱいで、今や私のバイブルです。
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登場人物とあらすじ
東京タラレバ娘シーズン2の登場人物とあらすじを紹介します。
登場人物
廣田令菜(ひろたれいな)
図書館の司書パート、30歳独身。特にやりたいこともなく適当に生きてきたが、とあるきっかけで夢のために全力で行動し始める。周りに振り回される感じや発言がアホっぽい感じが憎めない。
森田昭子(もりたしょうこ)
引用元:東京タラレバ娘シーズン2 | 1巻
令菜の同僚。図書館司書、40歳独身。謎多き女性。寡黙そうに見えるが、ボーイズバーでは饒舌に喋る。ネットのふわふわした情報にも辛辣に意見する。
よしおオーナー
ボーイズバーの店長。陽の気質のイケメン。とにかくテンションが高い。人の夢を聞くのが癖。
よしお達
ボーイズバーのボーイ達。それぞれ名前をよしお⚪︎号と呼び合っている。さまざまなタイプのイケメンが揃っている。令菜の夢を叶えるために協力してくれる、イケメンっぷり。
よしお君
令菜の働く図書館の常連の小学生。令菜のサポート役として活躍する。勤勉で賢い大人っぽい子だが、ときおり子どものような可愛らしい側面もあり。私の推し。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、この漫画はよしおがよく出てきます。
あらすじ
主人公の令菜は今までやりたいことがなく、転々と職場を変えて過ごしてきました。そんなある日、彼女は小学校の同窓会のタイムカプセル開封の案内を受け取ります。しかし、将来の夢になんて書いたか全く思い出せない自分に絶望します。
数日後、タイムカプセルを掘り起こし、当時の自分が書いた将来の夢に衝撃を受ける令菜。その夢を叶えるために、職場の同僚やボーイズバーのイケメン達の助けをもらいながら奔走する…。
なぜボーイズバー?と思うかもしれませんが、読んでみればわかります。
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やりたいことがわからない人に読んでほしい理由4選
漫画全6巻の中に、やりたいことがわからない人あるあるが凝縮されています。絶対に読んでほしい理由は下記の4つです。
- 主人公の状況がリアルすぎる
- 頑張る過程もリアルすぎる
- ラストはちゃんと気持ちを救ってくれる
- 最後まで読み切れる
主人公の状況がリアルすぎる
主人公は30歳の令菜(れいな)。今まで流れるように生きてきたけど、いつの間にか恋愛もせず、ワクワクするようなこともない日々を過ごしていると気がつきます。
お金はなくてもコンビニのカフェラテやスイーツを買ってネットフリックスをみて、好きな時に寝落ちする、それで十分に幸せなのではないかと思う。でもこの状態がいつまで続くのか…年号の令和に変わった今、自分変わらなくてはいけないと思い始める。
30代からふとしたときに襲ってくる、今の自分の虚しさや、未来が全く見えない不安の描写がリアルに描かれています。
当時私は主人公と同い年で状況も似ていたので、共感できすぎて怖かったです。
頑張る過程もリアルすぎる
令菜がやりたいことを見つけて一念発起し、デートに行ってみるなど行動し始めます。
しかし異性との会話が弾まず、自分のつまらなさに落ち込んだり、何もしてこなかった今までの日常のせいで自分の魅力が見いだせなくなったりします。読んで、わかりすぎて、私は瀕死状態になりました。
思い立っていざ行動しても、今まで積み重ねてきた業が自分を離さない、簡単には変われないリアルなしんどさが伝わります。
そして恋愛の虚しさもリアルです。ちょっとした恋模様があっても結局何も起こらなくて、自分は誰にも好きになってもらえないと実感した令菜の「どうやら私はモテないらしい」というセリフがズシンときました。
ラストはちゃんと気持ちを救ってくれる
ネタバレをしたくないのでふんわりした言い方になりますが、主人公に超共感して読んできた自分は救われるような終わり方でした。
無理なハッピーエンドではなく、駆け抜けるように爽やかに終わります。30代女子を刺してくるシーンで、何回か出血多量で倒れそうになりますけど(笑)。
大丈夫!安心して読み進めてください。
最後まで読み切れる
やりたいことがわからないときに読もうとする本って、最後まで読みきれないですよね。結論までの話が長かったり、「え?結局なんだったん?」と何も得られないまま終わってしまったりします。
東京タラレバ娘シーズン2は、6巻で完結するので、お休みの1日で読み切れるボリュームです。数々の漫画賞を受賞している東村アキコ先生の漫画だけあって、面白くてあっという間に読み終わってしまいます。
「わかるわー!」って笑いながら読んでいたら、急に核心を突かれてグフッとやられたり、感情がジェットコースターのようになりながら、気づいたら最終話に辿り着いているのです。
たった6巻の中にあらゆる展開と30代女子のリアルを詰め込んだ作品に、お見事としか言えません。
もうとにかく読んでください。
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やりたいことがわからなかった私に刺さったセリフ4選
タラレバ娘シリーズは名言だらけです。シーズン2も然りです。出せば軽く10は出るのですが、ネタバレになっちゃうので、厳選した4つを紹介します。
『みんな「夢」って言われるとほぼ「なりたい職業」って意味にとらえちゃいますよね』
令菜がよしおオーナーに夢を聞かれたときの会話です。令菜は戸惑いますが、よしお達に将来の目標ではなくて、人生で叶えたいことを聞きたいのだと諭されます。例えば「軽井沢に住んで毎朝、焼き立てパンと手作りジャムで朝ごはんを食べること」のようなことなどです。
そんな夢ならたくさん考えられそうですね。
仕事がうまくいかなくて(20代で転職5回もしてる)、夢どころじゃないと悩んでいた私は、「夢」≠「やりたい仕事」の発想に衝撃を受けました。仕事を抜きにしてやりたいことならたくさん浮かびます。
『君は今日からその夢のおかげで頑張れる』
タイムカプセルを掘り起こし、小学校の頃の夢がわかった令菜に、よしおオーナーが突きつけるセリフです。ここから令菜が目が覚めたように動き出します。
人生に夢(やりたいこと)がなかった私でも、夢がわかると、興味のあることが見えて、どんどん人と会いに行こうと意識が変わりました。夢の軸が固まれば惑わされないし、多少嫌なことがあっても小さく感じます。
夢の力ってすごいなと思いました。
『自分が子供の時楽しかった色んなイベントをもう一回味わえるってことかなぁ』
令菜が結婚してよかったことを小学校の友人に尋ねたときの友人の回答です。これは本当に刺さりました。結婚は何がいいんだろうと疑問に思っていたのが、この言葉でストンと理解できました。
結婚というより子供を持ってよかったことですが、家族ができると、疎遠になっていた親戚に会う機会が増え、街のお祭りや地域イベントに参加するようになりました。
あの頃の自分も、今の自分の子供のように毎日ワクワクしていたなぁと思い出しながら、家族を持ってよかったと感じています。
『それは、あいつらが見る目がないんです。』
ネタバレになるので詳細は言えませんが、恋がうまくいかなかったときに言われたセリフです。
男性とうまくいかなかったときに、自分がこうしていれば、もっと魅力があればと思ってしまいがちですが、ときにはこの考えを持つのも大いにありだと思います。なあんだ、あっちが見る目なかったんだと考えて、次のことを考えればオッケー!です。
使いすぎると、ただの上からおばさんになってしまうので用法容量には気をつけましょう。
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やりたいことを見つけるために行動に移そう
東京タラレバ娘シーズン2では、令菜の行動力がストーリーを進めます。まずは行動して、やりたいことを見つけにいくことが重要です。おすすめの行動は下記の3つです。
- 自分の過去を掘り起こす
- 人に会いにいく
- キャリアコーチングをうける(自己分析する)
自分の過去を掘り起こす
令菜の夢を見つけるきっかけとなったように、昔の自分の書いた将来の夢を振り返ってみましょう。学生時代のアルバムや文集など、自分が当時どんなことに夢中で、何に憧れていたか思い出しましょう。
自分の過去を振り返るのは、未来のことを考えるのに大切な行動です。自分が無意識に選んでいた方向や、大切にしてきた考え方に気づきます。時間を確保して、幼少期からがっつり振り返りましょう。
人に会いにいく
新しい出会いでも、昔の友人に会いに行くでも、とにかく外に出て人と会いにいきます。
漫画でもよしおたちに出会い、夢について考えることから、ストーリーが始まります。
この漫画を読んでいたときがコロナ禍で、なにかしようにも行動が制限されていた時期でした。新たな出会いのイベントもなく、人に会えないのが寂しくて、昔の友人に声をかけまくっていました。
そこからのご縁があり、今の夫にも会えたりしたのでした(笑)。自分から勇気を出して、人とつながっていくことで、縁がほぼ切れていたような人も、またご縁が始まったりします。
キャリアコーチングを受ける(自己分析する)
おすすめの行動を実践した中で、一番効果があったのがキャリアコーチングを受けたことでした。
令菜はタイムカプセルのメッセージで思い出しましたが、自分はタイミングよくそんなイベントもなく(笑)。転職のときにやっていた、自己分析を本気でやるために、キャリアコーチングを受けてみました。
キャリアコーチング体験談はこちら≫【マジキャリ体験談】キャリアコーチングサービスを受けてきた話
キャリアコーチングの中でも、ライフプランニング(人生計画)も一緒に考えることができるマジキャリのキャリアコーチングがおすすめです。
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幼少期からさかのぼり、自分が大切にしてきたこと、どんなことに幸せを感じていたのかをじっくり思い出し、先の人生で何を叶えたいのか、やりたいことを見出していきます。
私のやりたいことは「コンポストを日本中に広めること」です。幼少期や大学の経験を思い出して、人生を通してやりたいと思いました。※コンポストは生ごみを土に還して、環境保護に貢献する仕組みのことです。
まとめ|やりたいことのきっかけはこの漫画を読んで見つけられる!
東京タラレバ娘シーズン2の魅力を熱く解説してきました。やりたいことがわからなかった30歳の私は、本当にこの漫画に救われました。
いつかこの記事を東村アキコ先生に読んでもらえたら嬉しいな〜なんて思いながら、もっとたくさんの30代女子に東京タラレバ娘シーズン2を読んでもらいたいと願っています。
30代になってもやりたいことがわからなくて、不安にかられるのはとてもしんどいです。でもこの漫画をきっかけに行動して、やりたいことが見けてもらえたら、私も嬉しいです。
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